※もう三月、一時初夏のような陽気でしたがひな祭りにはそれなりの寒戻りと。
明日からまた天気が悪くなりそうですのでどこかへ出かけたくなりましたが、朝の散歩を遊行寺へ延ばしただけでと。ウグイスはもう素敵に囀っていましたし、ハクモクレンが咲き始めていました。春です。もう10日もすれば桜開花の便りでかまびすかしくなります。桜がなければ何と静かな春でしょうかと千年前の歌人と同じく。
今月の表紙は2年前の春、大野山から丹沢湖へ歩いた時のを取り上げました。ミツバ岳がミツマタで賑わう頃です。帰りのバスが混み合うので足が引けますが、咲き誇るミツマタはそれ以上に楽しめます。
今月の本は服部文祥の「北海道犬旅サバイバル」
久し振りに服部文祥のサバイバル本購入でした。 「サバイバル登山家」、「百年前の山を旅する」に続いて3冊目の。2024年9月第1刷発行(みすず書房)のを今年1月8日にジュンク堂で2640円で購入。
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| (裏表紙に) | (文祥とナツ) | |
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| (野良犬あがりのナツ) | (北海道縦断の地図) | (終盤の襟裳岬地図) |
2019年秋に宗谷岬から襟裳岬まで無銭での犬連れ旅を50日余り。終いには乞食のような、軽トラで来た地元のおっさんに数千円もらっての感激？戸惑いも綴ってありました。それでもあの先が定かでない真っ直ぐ車道を犬に引っ張られててくてく際限なく辿る旅には同情しました。
小生も北海道の山旅を何度かしてますので電線が遥かに延びるその電柱1本1本を数えながらを無聊をしのいだ記憶が。天塩岳や幌尻岳も登っていますので地図を広げて思い出しながら読み続けました。
連れのナツは野良犬の子だったとか、それを引き取って半野生小犬と狩猟しながらで一緒には不明になったりして苦労の。書き始めればキリがありませんので切り上げます。
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(← 昨年晩秋に知床岬で)  (2月に捜索で怪我したナツを) （← 助けられたナツ） |
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読み終わってから現状の服部文祥とナツはとネットで調べれば、今年に入ってそのナツを連れて阿蘇の旅で行方不明になり捜索願い出す騒ぎだったようです。
文祥さんも人気があって呼びかければ、多数の山好き連中が探し回り無事発見、でも背中に深い傷を負って瀕死の状態だったとか。今は回復したようですが北海道のサバイバルから5年、この本の発行前には知床への横断も済ましたようですのでそれらの話ももうすぐ目にすることができそうです。
ちなみにユーチューブでは山野井泰史さんと何度か接触あるような映像を見ることができました。山野井泰史58才、山の世界では超一流の登山家。その記録や著作は感動の。
服部文祥 1969年横浜生まれ。岳人の編集員。著作に「サバイバル登山家」、「狩猟サバイバル」、「百年前の山を旅する」、「ツンドラ・サバイバル」などがある。
山と渓谷３月号 今月号また今一つの。それでも巻頭に佐藤孝三氏の素晴らしき写真が飾っていました。伯耆富士こと伯耆大山の春景を。
連載ものもそれなりに楽しめて、黒部源流「山小屋料理人」や「角幡唯介のあの山登れば」、それに沢野ひとし氏の「ふたたび山へ｣は、馴染みの湘南平高麗山へ孫とのハイキングを取り上げていましたので面白しと。
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各地のアルプス特集は参考に、馴染みのあるのは三浦アルプス、鎌倉アルプス、沼津アルプスなどですが、いつの間にか雨後の筍のように全国に名付けられています。一つの観光案内書、カタログのように見て楽しめました。
でこぼこしてある程度苦労する山はアルプスとつけたような、本場のヨーロッパアルプスとは天と地の差以上ありますが。その辺の低山登っているだけでいっぱしの登山家ですというのと同じです。
今月の山辰号は ｢春号 №54」。
惰性にもうなったような、でも山の想いを別な表現でと挨拶がてらに続けています。2ヶ月ごとですが、それなりの季節の写真と思いを添えて。今号の表紙は馴染みの大野山の春を、
昨春の良く晴れた日の桜咲き誇っていた山頂のを。
今月の酒は 「雅富士」
精米歩合60％、アルコ－ル分14.5度、静岡県産山田錦使用。
浜松市浜北区 花の舞酒造株式会社
720㍉㍑、1480円、ビックカメラで2/15に購入。燗酒にして２回に分けて飲みましたが癖はなくおいしく飲めました。
タイムフリーでニッポン放送３/２放送のアッコのいいかげんに1000回聴きながら。
（メールはこちらへ→ otamyam2@jcom.home.ne.jp）
天気晴れ、気温20.0℃、湿度40%。
令和6年3月4日AM 湘南山辰