※新型コロナが日本でも勢いづいてきました。有名人の感染も増えて死亡者も出ていますがまだロックダウン都市はないようです。残念なのは公共機関利用で山へ出かけていますので感染する可能性が不可抗力でなきにしもあらずと心配です。若い人でも重篤な生死を争う肺炎になるようですので、ましてや初老を越えてればもっと危ういでしょうか。
今月の表紙写真は 昨年の4月中旬に高尾山から影信山へハイキングしたときのを。途中の城山で茶屋売店周りのさくらが満開でしたのでその写真を挿入です。
まだハイカーはまばらでしたが、学校集団登山が後から追いかけてきましたので影信山までは往生しました。相模湖へ抜けましたが好天にハイカーが続々でした。
今月の本は 我が好きな写真の大御所、木村伊兵衛のを。ニコンのカメラ購入で入ったニッコールクラブ、その会員だけに配布の非売写真集を取り出しました。 (昭和56年3月発行)
木村伊兵衛を不動の写真家にした東京の下町を撮った写真集。当時の写真家のバイブルのような、白黒ですが今でも色あせなく楽しめています。
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| (元祖カメラ小僧か、木村伊兵衛) | (その写真を特集の増刊号・昭和54年12月) |
木村伊兵衛は1901年12月12日生まれ、1974年昭和49年5月31日没で享年73歳。最後に入院していた部屋から撮った写真の思い出がありますが、写真を本格的に始めたのがその頃でまだ写真界のことは知らずと。
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| （学生の街神田・昭和24年2月7日） | |
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| （銀座・昭和27年5月4日） | （浅草・昭和27年5月16日） |
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| （本郷付近・昭和28年4月7日） | （佃島付近・昭和28年5月16日） |
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| （上野公園花見・昭和33年4月7日） | （世田谷ボロ市・昭和38年1月15日） |
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| （浅草三社祭・昭和42年5月18日） | （浅草観音堂境内・昭和48年1月2日） |
街の写真クラブに入り白黒写真を始めてから数年後の昭和55年にニコンFEを購入でクラブ入会でした。年会費が高いの直ぐ退会しましたが、この時発行された「街角」だけが記念と。アサカメ月刊誌や木村伊兵衛特集なども購入して勉強していたのが懐かしく思い出されます。その頃の白黒写真を挿入します。
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| (旧藤沢駅南口・昭和53年) | (藤沢新地・昭和53年頃) |
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| (藤沢駅南口街角・昭和53年頃) | (プロを目指して・昭和53年頃) |
昭和時代の街角その視点は今でも色あせることなく時空越えて物語を見ているような感動は今でも変わりません。木村伊兵衛の功績は写真界の直木賞として「木村伊兵衛賞」が残って、若手写真家の目指すところのようです。ちなみに芥川賞としては「太陽賞」があります。視点賞などもありましたが今は無縁に。
山と渓谷4月号 今月は山で知る自然学特集。
没後２０年の田中澄江の花の百名山特集も面白しと。付録として山の花のは重宝できそうです。蝶ヶ岳ヒュッテの中村圭子さん追悼としての巻頭グラフ写真
「蝶ヶ岳の四季」、熊澤正幸氏の文と共に楽しめました。
里山特集で今なお炭焼きもNPOがやっていると大野山も出ていたのは面白きでした。
エベレスト初登頂の日本山岳会の特集も、今では考えられない５０年前の国をかけた登山隊の写真が、今は亡き植村直己がその登頂を成し遂げたのが懐かしく思い出されました。
素晴らしい記録も、佐藤勇介氏ら３人が厳冬期の剱岳北方稜線を１１日間かけてノンデポで縦走した記録が。まだまだ素晴らしいチャレンジャー精神のアルパインクライマーは廃ることはないようです。
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| (田中澄江の特集、その著作集が没後20年として紹介) | |
それからまた良き連載が始まりました。「平成を登った女性たち」が、その第１回は
山野井妙子、知る人ぞ知るあの山野井泰史氏の奥さんです。奥多摩から伊豆へ引っ越しされたようですが、人を惹きつけるその生は山ばかりではないようです。旦那は世界的に有名で著書も売れていますが、この山野井妙子、旧姓長尾妙子のノンフィクション物語ができれば負けずに売れることでしょうか。
山渓がまた面白くなってきました。
今月の酒は 「さつま島美人」芋焼酎、25度で春季限定出荷のを。
単一仕込み芋焼酎、150日間蔵囲い熟成。この時期だけの旬な味わいの本格焼酎で、お湯割でどうぞと……鹿児島出水郡長島研醸有限会社から。
地元で皆さんが飲んでいる焼酎と違いニオイもなく口当たりも良い焼酎です。特に毎回購入して飲むような物でもなく季節限定の出荷にあわせて春に田舎を思い出して飲むには良いような焼酎と。
ニッポン放送・垣花正のあなたとハッピー聴きながら。
天気晴れ、気温20.0℃、湿度52%。
令和2年4月2日AM 湘南山辰