< 山旅日誌2025年・令和7年度 >

湘南山辰 山便り 山旅日誌総目録 山旅日誌2025 山旅手帳

 

  №22 桜木町駅から山手駅へ名所巡って初夏ぶらり   <p1>


 5月29日[木](曇り) みなとみらいから根岸森林公園へ
みなとみらい 根岸公園
(みなとみらいの世界) (旧根岸競馬場・一等馬見席)

JR藤沢(6:51)⇒⇒JR横浜⇒⇒(7:26)JR桜木町駅(7:30)……日本丸パーク(7:35)(7:45)……アニヴェルセル(8:05)……コスモワールド(8:20)……万国橋(8:35)……横浜第二合同庁舎(8:40)(8:45)……横浜税関(8:55)……横浜開港記念館……神奈川県庁舎(9:05)……象の鼻(9:30)……山下公園(9:40)……港の見える丘公園(10:05)……神奈川近代文学館(10:10)(11:05)……横浜外人墓地(11:20)……山手資料館(11:40)……ベーリックホール(11:55)……代官坂上(12:10)……カトリック教会……根岸森林公園(12:40)……ドーナツ広場(12:45)(13:15)……山元5丁目出口(13:30)……鷲山竹之丸通り(13:50)… …(13:55)JR山手駅(14:05)⇒京浜東北線⇒大船(14:31)⇒⇒JR藤沢(14:35)
   交通費(402+418=\820)   <歩行約5時間>
 4時前に目が覚めていたが4時半に起き上がる。横浜中区の地図朝食後普通にパソコンなど、山行きには天気今一つで。毎朝の散歩時刻7時前にどこかへと、カメラに雑荷の軽ザックでJR東海道線上り電車に。だいたい横浜ぶらりと決めていたが風まかせ、通勤時間に込んで大船から京浜東北線でもと思っていたところに席が空いて座れたので横浜までと。東京へはその気分がなかった。

 (JR桜木町駅 ↓)        (横浜中区の地図 →)
桜木町駅 

 

 

 

 


 今月読んでいた夏目漱石の「草枕」がらみで神奈川近代文学館が頭に。それを訪ねる予定で桜木町からぶら歩きと。桜木町駅からみなとみらいへ、帆船の日本丸辺りをまず。そこから見上げるラウンドマークは迫力があった。日本丸前では人だかり、何かの撮影が始まっていた。

ラウンドマークタワー ラウンドマークタワー カモメと少女
(横浜ラウンドマークタワー) (カモメと少女像)
帆船と 日本丸 ゴンドラ
(日本丸とタワー) (帆船日本丸) (スカイキャビン・運行前)
コスモワールド
(アニヴェルセル・結婚式場などが) (横浜コスモワールド・一大遊園地)
コスモワールド コスモワールド
(コスモワールド・ジェットコースター&大観覧車)

 そこからぶら歩きでロープウェイ沿いに、奧の結婚式場あるアニヴェルセルや時計付き大観覧車のあるコスモワールドなど一回り。戻ってナビオスの錨のモニュメント見て万国橋を渡る。渡ったところは前回時出来上がったばかりのアパホテル。

錨 ナビオスポート ナビオス
(高岡丸の錨) (船員厚生会のナビオスポート、宿泊施設など)
.      (ナビオス横浜 →)

アパホテル
(横浜ベイタワー・アパホテル)
.    (みなとみらい展望 →)
ナビオス
みなとみらい

 その先に今回目的の一つでもある横浜第二合同庁舎の古い建物を、大正時代の古い建物を再建しているので背景に高層ビルが備わっているのは仕方なし。横浜第二合同庁舎は大正15年の旧生糸検査所だったのを1993年再建で。写真撮るには背後に高層ビルがあるので今一つもキーケンと慕われた昔の建物は悪くなし。 (横浜市認定歴史的建物群を ↓↓)

横浜第二合同庁舎 (← 横浜第二合同庁舎)    .

合同庁舎
(横浜第二合同庁舎・1995年再建、
←↑旧生糸検査所・1926年築のを)
第二合同庁舎
(旧富士銀横浜支店・昭和4年築 →)

キーケン
(旧生糸検査所の紋章が)
(横浜郵船ビル・昭和11年築 →)
旧富士銀行
郵船会社

 正面ビルの屋上に蚕からイメージしたモニュメントが目を引いた。そこから北側にもう一つ目を引く建物は旧富士銀行のが、もちろん何の建物か知らずもその古いビルは味わいあり。後で調べれば某美術大学の校舎とか。
 そうして少し戻って横浜三塔をと行けば目を引く古き建物が、日本郵船会社とあった。これも先程のビルと同じく歴史的建造物として保存されているようだ。その先は工事をしていたが将来は高層ビルが建つのか。いくら良き建物があっても周りはどんどん開発されそのビル群に埋もれて景観どころではなく雑然となっていく。
 まだ港へ向いて周りがスッキリしている三塔の一つ横浜税関の建物が。この上に立つ塔がクイーン、直ぐ脇では通りから上は良く撮れず象の鼻方面の道へ抜けようと思ったが結構遠回りになるのでまた元の通りに戻った。左手に県庁の古き建物も良し、キングの塔はこっちから見えず。通りの先の交差点にもう一つの塔、横浜開港記念館が見えて撮りに行く。

   (横浜三塔 ↓)

クイーンの塔 開港記念館 県庁舎
(横浜税関・クイーン)
(昭和9年・1934年竣工)
(横浜開港記念会館・ジャック)
(大正6年・1917年竣工)
(神奈川県庁舎・キング)
(昭和3年・1928年竣工)
横浜税関 開港記念会館
(横浜税関) (横浜開港記念会館)

 交差点から向かいに見えるが交通量の多いところ、そのまま車が抜けるのを待って撮った。一番絵になるジャックの塔だが、直ぐ近くまで来ないと見られない。港から見られて横浜三塔として船員らの寄港の楽しみはとうになくなっている。その交差点から回り込んでキングの塔のある県庁舎へ。

県庁舎 海洋会館
(神奈川県庁舎) (横浜海洋会館・昭和34年再建)
サロンアルファ ブルーブルー横浜
(横浜貿易会館・サンアロハ) (ブル-ブルー横浜・1996年開店)

 古い横浜市庁舎は取り壊されたが、県庁舎は歴史的建物で数年前にリニューアル工事してきれいになった。キングの塔も貫禄があるだけ、そのまま山下公園へ入って散策道路から三塔見物と。象の鼻から見える三塔はビルの谷間でジャックの塔は見えず。

横浜税関 赤レンガ倉庫
(象の鼻パークから横浜税関など) (同じく赤レンガ倉庫も見ゆ)

 大桟橋埠頭へは戻ってくる人に聞いて大型フェリーは来てないと、それで右手の山下公園ぶらり。花園やインド水筒、赤い花履いてた女の子像など毎度目につくのを眺めながら。氷川丸は眺めただけ、まだ開船前だったが人出は多かった。

大桟橋埠頭 (← 大桟橋埠頭)        .

インド水塔
(インド水塔・1939年築)
(← 氷川丸・1961年から係留・重文)
氷川丸
氷川丸 (← 日本郵船 氷川丸)    .

マリンタワー
(マリンタワー・昭和36年築)
(← 山下公園振り返って)    .
山下公園

 中高生徒等が多数その先に、修学旅行だったか。その傍らをマリンタワー眺めて港の見える丘公園へ裏道から上っていく。上がればやはり賑やか、港は見えるが雑然として良い景とは思えない。そのまま目的だった神奈川近代文学館へ。大佛次郎記念会館もあったがその建物を見ただけ。

丘展望 ベイブリッジ
(港の見える丘公園から山下公園方面展望) (同じく横浜ベイブリッジ望む)
沈床花壇 横浜水道創設記念噴水
(沈床花壇香りの庭) (横浜水道創設記念噴水塔)
神奈川近代文学館 大佛次郎会館
(神奈川近代文学館) (大佛次郎記念会館)

 その奥まった霧笛橋を渡ったところに近代文学館が、勝手がわからなかったので図書館の階下へまず。でもみたい夏目漱石の遺品は清岡卓行展やっていた二階でと戻って入館。入館料は250円だったが一応65歳以上の証明書提示にと免許証を見せた。夏目家から寄贈されたかその書斎一式のが展示されていた。漱石が画家だったかは知らずもその日本画も数点も見た。
 他の作家など作品はついでに見ただけ。今回の催し物の清岡卓行展は別部屋だったが同じく一通り観賞。でもほとんど知らず、大連で育ったその経緯と作品が展示してあった。大佛次郎と同じく名は聞いたことはあるが接したことなし。1時間ばかり観賞して大韓民国大使館の方から出る。

山手111番館 山手ゲーテ座
(山手西洋館 111番館) (山手ゲーテ座)
横浜地方気象台 外人墓地
(横浜地方気象台が) (外人墓地も覗く)
10番館 山手資料館
(山手十番館 1967年築) (山手資料館・明治42年築) (横浜山手聖公会・昭和6年築)

 山手の気になる建物群を風まかせで見物にと、外人墓地もあったが入口を見ただけ、墓地には入れず。その先に横浜地方気象台などというのもあった。山手ゲーテ座やアメリカ山公園、山手十番館など写真撮りながら。絵を描いてる団体さんらもその歴史的な良き家の周りに、教える人がいいのか皆さん絵はうまかった。
 山手資料館も味わいある建物、明治の和洋折衷造りで貴重な文化遺産、昭和52年移築と。
教会の古い建物もあった。西欧の建物をそのまま持って来たような異国情緒満載の横浜山手聖公会。

エリスマン邸
(山手234番館・昭和2年頃築) (エリスマン邸・平成2年移築)
横浜双葉学園 ベーリックホール
(横浜双葉学園) (ベーリック・ホール 昭和5年築)
フェリス女学園 (← フェリス女学園)     .

カトリック教会
(←↑ カトリック山手教会、
.         昭和8年築)
カトリック教会

 山手234番館、エリスマン邸、ベーリックホールなどと見所多き元町公園一帯だった。フェリス学園にその教会なども歴史的遺産の建物群だった。
 満足して山手本通りを最終目的の根岸森林公園へと向かった。公園地帯抜け地蔵坂上の交差点辺りから普通の雑多な家並みの道となった。昼になっていたのでコンビニ探しながらだったが人に聞いた道の手前でローソンの看板が目についてその路地に迷い込むように入って店を探し、缶ビールと弁当を購入。通りに戻ってそのまま進めば目につくところにセブンイレブンがあったのにと後の祭り。

(山手本通り・地蔵坂上) (市立山元小学校) (蓑沢寺久保老人クラブ)

 そろそろ根岸の森林公園だと行けば、あの一等馬見席の建物が丘の上に見えた。山元小学校や簑沢老人クラブの古い家を見ながら、また人に聞いたらその通りを真っ直ぐ行けば左に上がる道がと。でもその手前でまた近道と左に入り込んで行き止まりとなって引き返すのも毎度のこと。幼稚園専用の通りみたいで、居た人に聞けばここはいけませんよと。
 通りの戻ってもう少し先に歩けばちゃんと公園の入口があった。上がっていけば見覚えのある一等馬見席の建物が直ぐ。

根岸公園口 一等馬見席
(根岸森林公園口) (旧根岸競馬場 一等馬見席)
(根岸森林公園のドーナツ広場で →)

昼餉
(昼餉を12:45~13:15 ↑→)
乾杯
昼餉

 公園に入れば知っているので一等馬見席が見えるドーナツ広場ベンチで小宴昼餉とした。バスケット広場で若者がドリブルしていたがそう気にならず。つい先日三宅裕司のラジオ番組でここでやっていたバスケ少年の話を聞いていたのを思いだした。同じ若者だったか知らずも昼の時間帯だった。離れたベンチで憩っている人も何人か居た。ウグイスやヒバリがのどかに鳴いていたのも良し。缶ビール2缶を持参していた枝豆つまみながら飲み干した後はコンビニ弁当をと。半時程憩って微睡むことなく、前回と逆コースで根岸駅へと公園を突っ切っていく。

森林公園 森林公園
(根岸森林公園)

 見覚えのある反対側の入口へ行くつもりが馬博物館の塀に突き当たって左側へ向かったのが間違いの元だった。根岸駅へこっちだろうと下り、すれ違った人に聞いたらこっちは山手駅ですよ、根岸駅はあの山越えてなんて言われてびっくり。アサッテの方向に来ていた。

出口の交差点 買い物のおっさん 山元幼稚園
(山元町5丁目) (買い物帰りのおっさんに道を) (横浜市竹之丸保育園)

山手駅 山手駅でも変わりないので教えられた通り下っていく。親切なおっさんは買い物袋下げたままその右への路地までとつきあってくれたりもした。
 何とかの幼稚園を左へとかもちゃんと聞いてないのでまた道行きの女性に聞いたりして無事駅に着いた。
 山手駅はあの公園などからすれば味気ないただの駅舎だった。

 電車に乗ればもう大船へ出るだけ、空いているので気楽。大船で乗り換え藤沢には14時半帰着だった。
        <先頭ページへ>         (山辰通信5/30) 

※みなとみらい、山下公園、港の見える丘公園、外人墓地、元町公園、根岸森林公園他。
※ニコンデジカメD750、ズーム24~120㍉、70~300㍉。キャノンG7X使用。
                                
 (令和7年6月3日記録完)

湘南山辰 山便り 山旅日誌総目録 山旅日誌2025 山旅手帳