№26　朝日連峰祝瓶山夏の旅②　帰りに吾妻山浄土平ぶらり

（夏来る磐梯吾妻スカイライン）	（一切経山煙吐く）

　部屋に戻ったが朝食は７時とまだまだ、窓を開けて燕を見たら窓の直ぐ上に巣が３個もあり親鳥が盛んに飛び回っていた。 もう一度寝直す。７時になってレストランへ、仲居さんが一人で準備をしていたが声をかけたらどうぞと愛想が良くテーブルに。まずまずの朝食、ご飯のお代わりは遠慮、 やはり皆さんも７時半に待ちきれず何人かがやって来て食事していた。

　 食事が終われば早い出発、勘定を済まして出たのは７時４０分。道沿いに磐梯吾妻スカイラインへ上って行く。ナビには有料道路の案内だったが無料になったとか、料金所は無人。 まだ車の往来はなく貸し切りのスカイラインを浄土平へ。途中何軒か廃屋になったレストハウスなどがあった。ハルセミが鳴いていたが森林限界になってくれば止んだ。

　展望も広がり目前に煙吐く一切経山が見えて時折車を停めては写真を撮りながら。 白雲が湧く吾妻小富士も素敵に見えていた。硫黄の臭いがしたところは駐車禁止の看板が立っていた。 その右手に一切経山が有り中腹に煙を吐いていた。

　十数年振りかの浄土平、記憶はあったが歩いた湿原は荒れてただの草原となっていた。モズか、荒れ地の灌木の枝先でキイキイと鳴いていた。兎平の森からカッコウの鳴き声に和んだ。 その兎平懐かしく一時間ばかりの散策にと足を伸ばす。森の中ひっそりと建つ吾妻小舎は建て増しをしていたが雰囲気は変わらず。 中から声が聞こえたがそのままキャンプ場へ、テントを張っている人はいなかった。

注記……吾妻小舎の現在をインタネで調べると遠藤守雄追悼記念コンサートとあった。えっと思い詳しく見ていけば２年前のあの大地震の一月後に亡くなられていた。 山渓や岳人など山の情報は確認しているが気がつかなかったのか。 今更ながらあの小舎に泊まった当時(1994.5)が思い出された。その晩に小舎を懇意にしていた横山夫妻も泊まっていたのだったが。(2013.6/28記）

　車道へ抜けて車へ、途中左手にコバイケイソウが群れ咲いている花畑があったがそこへの道は無かった。 車に戻り一切経山へ向かうハイカー見送りつつ車を走らした。 ナビに帰藤を指示、スカイラインをそのまま土湯方面へ下って行く。途中磐梯山が眺められ猪苗代湖の湖面も見えた。左手には安達太良山もと懐かしき展望。下ってつちゆ道の駅で一眠り。

　　　　　　　　　　　(浄土平から吾妻小富士)
（←一切経山後に磐梯方面へ）
　国道459号線を下り二本松から東北道に入った。
もう帰京するだけ、昼は上河内ＳＡで宇都宮名物の餃子定食を。蓮田SAで最後の休憩とって都内へ、川口辺りから雨模様、土砂降りの中を首都高へであった。

　中央環状線へ走り継ぐ頃は雨は止んで高曇り、スカイツリーも見えていた。ナビに逆らってＣ２を羽田周りで。渋滞なく首都高抜けて横浜新道、藤沢へもスイスイ藤沢橋も渋滞なし。 藤沢に１６時前に帰着。　 ＜ｐ１へ＞　　　（№26の①へ）