※今は無き夜行寝台で上野から富山へ、黒部渓谷から剱沢一廻りの想い出。
＜平成２年7月2４日～2８日＞
夜行で旅に出るというのは何ともいえない愁いがありました。夜の賑やかな上野の街を車窓からぼんやり眺めてカップ酒をちびちびやる気分や良しです。
15年ばかり前から車利用で電車をご無沙汰している間にブルートレインはほとんど無くなってしまいました。そうして金沢まで新幹線が通じて富山まで2時間余りで行けるようになりました。もう旅ではありません。
(←黒部・仙人温泉)
25年ほど前のまだ旅が出来た頃の思い出でもあります。宇奈月からトロッコ列車で入り欅平からは黒部開拓の懸崖の道を雨に打たれながらとぼとぼ山へ。そうしてこれぞ秘境の秘湯と深山での露天風呂にビールうましでした。
北アルプスでも奥深い裏剣は池の平などに幕営、日本三大雪渓の剱沢から大日岳縦走して立山口に降りての一周。下ったその日に富山から帰京は特急で５時間余りの長旅で。 今でも良き想い出として残っていますが富山でもう一泊していたらもっと良い旅になった事だろうと今更ですが。
天気晴曇、部屋温28.1度、湿度55％。クーラー使用
平成27年8月12日 PM 湘南山辰