※富士山はいつものように雪化粧、日本アルプスもたっぷりの冠雪がありますが、神奈川の冬の寒さはまだ先のようです。暖房はまだ未使用と。
先日奥多摩笹尾根から富士山と南アルプスの雪化粧展望できて冬山への気分が乗ってきました。でももうあの厳しきアルプスの冬山は無理でしょうか。
今月の表紙写真は数年前の上高地で年末年始を楽しんだときの雪明けの焼岳を。
入山時は雪明けで晴れていましたがこの後は天気悪化、德沢園まで往復だけの小梨平幕営２泊でした。蝶ヶ岳へ向かう登山者等を羨ましく見送っていました。
今月の本は 「奇縁まんだら」先月亡くなった瀬戸内寂聴さんの著作を。小説家ですがその小説は読んだことありませんでしたが、この「奇縁まんだら」が初めて。まだ勤めていた頃、日経新聞土曜朝刊に連載されていたこの「奇縁まんだら」を毎週楽しみにしていました。
著名な小説家との交流、縁を短編小説のように描いてあります。今月の本で取り上げていた川端康成や三島由紀夫などは最初の方に、その交流はそれだけで何度読んでも味わいがあり楽しんでいました。
「小諸なる古城のほとり、雲白く遊子かなしむ……」
自然に口ずさめる島崎藤村が一等最初。その出会いはうら若き女学生の頃と、能楽堂で憧れの島崎藤村を見て小説家を志したと書いてあります。
 |
 |
 |
|
| (表紙の裏側) | (好評に続もと) | (その他の有名人もしまいには) |
三島由紀夫にはファンレターを出したり、川端康成とはその亡くなる寸前まで交流があったのも描かれています。我が好きな松本清張との交流は、松本清張の人柄を彷彿させる一つの短編小説。その影ながら慕う絶世の美女とまとわりつく悪女も出て来たりと清張の小説以外の私生活なども知りえましたが寂聴さんの創作かは定かでありません。
書き出したらキリがなくなってきますが、好評でこの後２冊も続刊していますがいずれも購入して今でも時折楽しんでいます。
初出・日本経済新聞土曜朝刊、2007年1月6日～2008年1月5日。2008年4月15日第１刷、５月１日第２刷のを2010年7月に購入しています。
続いての「奇縁まんだら 続」を2010年7月、「奇縁まんだら 続の二」を2011年10月に購入しています。横尾忠則氏がその画を提供し続けてその絵も秀逸な。
瀬戸内寂聴 1922年大正11年徳島生まれ、2021年令和3年11月9日逝去、享年99歳。
大正、昭和、平成、令和と四代を忙しく書き続けた波瀾万丈の寂聴さん、
改めて……マカハンニャハラミッタシンギョウ……ご苦労様、お悼み申し上げます。
山と渓谷12月号 今月の雪山登山特集。師走に入ると冬山へと気分が乗っていくのですが、見るだけ。でも写真を見ているとはやります。
巻頭の「光と風の雪山木版画」は素晴らしき、吉田博画伯とまた違う山の良さが味わえました。
杉山修氏、1946年東京下町生まれ。
外道クライマー仲間の佐藤勇介、北海道の冬山を闊歩している舟生大悟の対談は面白し。山岳ガイドしながら単独行の厳しき山旅を続けられています。
ユースケもう40過ぎたのかと宮城アニーに言われそうですが。
 |
 |
 |
| （快晴の冬剣） 木版画杉山修氏 | (山に入る日) | |
深田久弥氏の特集も、没後50年、深田久弥の横顔として。諏訪多栄蔵氏との交流やその手紙やりとりの自筆が載っていて面白し。深田久弥氏の「ヒマラヤの高峰」などまだ読みたき著作本は少なくありません。
報道覧ですっかり忘れ去っていたエキノコックスの話が、北海道のキツネを媒介して人の口に、何年も経ってからその寄生虫が肝臓を痛め死に至らしめるという恐ろしい病気ですが愛知県の野犬にそれを発見とニュースに。北海道だけの話ではなくなったようです。 近い将来エキノコックス症候群でヤマビルと同じくその方面への山は控えるようになることでしょうか。生水を飲まなければその幼虫を取り込むことはなさそうです。北海道のキタキツネいる山でも沢水を平気で飲んでいたことを思い出しました。
連載のヤギと暮らして十二ヶ月、内澤旬子さんもヤギにかかりっきりのような、益々盛んです。カヨ、茶太郎ともう馴染みのヤギ一家、一年過ぎましたが。
山を描いた画家は小堀進画伯(1904~1975)。空を主役に山を描いた水彩画家。 
季刊の山辰号 今月は先月号と同じで省略です。
今月の酒は 「天琴悠々」 特別本酒造 限定品、精米歩合60%、アルコール15度、 720㍉㍑ 1180円 茨城の明利酒類株式会社製造
11月23日にビックカメラ購入。サイトで調べれば同名で栃木からも売りに出ていて、会社が違うのに今時同名があるとはいわくありげな、どっちも限定品売り出し中。一口目は何だか違和感がありましたが、慣れてくるとそれなりにうまし。冷やして飲めば悪くなし。
後日ビックカメラに行くとまた限定品で売り出し中でしたが手は出ませんでした。
ニッポン放送・垣花正のあなたとハッピー聴きながら。90歳の大村崑がゲストに。
相棒の熊谷女子アナ、好きになった競馬の話で府中に初見参の中継話も面白し。
天気晴曇り、気温19.6℃、湿度52%。
令和3年12月7日AM 湘南山辰