※もう２月も中旬に入ろうかとしています。緊急事態宣言はまだ続いていますので早春の山を楽しむには少し控えていますが近場の山や梅園の散策は楽しもうかと。
今月の表紙写真は 昨年２月初めの三国山スノーハイクでの一コマを、雪が程よく積もった雑木山の明るく気分良い山歩きでの一コマです。良いところですが直ぐ近くに富士スピードウェイがありますのでその騒音は我慢しなければなりません。
でも三国山を抜けて峠を下れば山中湖が見える展望良き所に。車道から入り込んでその雪原の一角でおでんでもつまみながら缶ビール飲むのはこたえられません。富士山に山中湖、そうして南アルプスの雪稜の大展望に心浮き浮きと。
今月の本は NHK大河ドラマの渋沢繋がりで、先月号の「雄気堂々」上巻から続きの下巻、それでまた調べますと幸田露伴が「渋沢栄一伝」を著してました。その文庫本が昨年10月に出版されてましたので1月17日に購入でした。城山三郎の雄気堂々は読みやすく、ある程度絞って展開してましたのであっという間に読みきりました。それに西欧から帰国しての波瀾万丈は小説としても面白しと。書き出せばキリがありませんが下巻になって幾分トーンが落ちたのも仕方なき展開で、連れ添いの千代がコレラにかかって死んだところで終わらせていましたのも印象に残りました。
幸田露伴のは読みずらく少々苦労させられますが渋沢栄一を知った後ですので同時代に生きた小説家の視点で著していますのでまた変わった気分で読んでいます。
渋沢栄一が死去して、その押しも押されもせぬ日本国のりっぱな人柄。数え切れない会社を立ち上げ発展させ小爵にまでなった大人物。その生誕百年記念の一貫として文学界の大御所であった幸田露伴に頼み込んで渋沢栄一伝を書いてもらったようですので内容的には説明的で面白さに欠けます。
幸田露伴の五重塔は読んでいませんが「幻談・観画談」を読んでその文体にはいくらか慣れていましたのでそんなもんだと飛ばし読みしながら幸田露伴の栄一伝として味わっています。 ＜幸田露伴 79歳で没す(1867.8～1947.7)＞
渋沢栄一は莫大な財産に相続争いが起きないよう子らへ相続取り決めの手配済ましてとそちらも大人物でした。先妻や妾に産ませた子ら８人にその家族等は多人数。
※別冊太陽の渋沢栄一から取り込みです。(渋沢栄一91歳没 1840~1931.11)
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| （常盤橋公園像・昭和30年再建） | (パリにて 1867年) | (平和記念日講演で 1926年) |
2月14日からNHK大河ドラマ「青天を衝け」が始まりますので楽しみです。主人公の栄一役は吉沢亮で馴染みはありませんが、父親が小林薫、慶喜に草彅剛とは面白しと。
ちなみにいとこで行動ともにした喜作。山本茂美の「喜作新道」もありますが古い山ヤにはその名を知らないものはいないような親しみある名ですので愛着を感じましたが、
その喜作は幸田露伴のでは表に出て来ないので寂しく思いました。
山と渓谷2月号 今月はシーズンオフの対応で今一つ。それでも連載ものは変わらないし、巻頭グラフの写真などは見ごたえがありました。
それに山好きな女優の市毛良枝さんのニュージーランドトレッキングは面白く読めました。連載の小豆島移住し、苦労しているヤギとの物語も同じく、その夏を乗り越えた内澤旬子さんの奮闘努力は面白しと。
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| (市毛良枝さん) | （寺崎広業画伯の絵） | |
山を描いた画家たちは11回目、寺崎広業画伯(1866~1919)。やはり日本山岳会に所属と、でも入会後体調崩し、これからという時に病に冒され50代前半で死没は残念な。
読者紀行の「喜寿記念で谷川連峰主脈縦走」のは面白し。一度目は途中敗退で晩夏に2度目の挑戦と、平標山から天神平まで1泊2日での縦走とは頭が下がりました。
こちとらは来年が古希ですので、10年近くの年代差に負けていられませんと発奮。
赤沢東洋とその名もすごし。
季刊の山辰号 今月は先月と同じでそのまま。
今月の酒は 「純米吟醸酒 水尾」 精米歩合49%、アルコール分15%、2020年11月製造。 税込み1870円、12月3日にクイーンズ特別販売のを。
長野県飯山市 田中屋酒造店。木島平の金紋錦を使用。
華やかで味のある香り、「金紋錦」ならではのコクの深さを持ちながらも、「水尾」特有のクリアーなイメージを大事にして仕上げました。と宣伝に。
冷やでコップ一杯ずつ日を変え飲みました。値段相応のうまさでした。
ニッポン放送・垣花正とあなたとハッピー聴きながら。森永卓郎ゲスト。
天気晴れ、気温18.9℃、湿度32%。
令和3年2月10日AM 湘南山辰