№21 大野山山麓送電鉄塔など巡って夏ぶらり　　　　　＜ｐ１＞

　４時の目覚ましで起き上がり朝食後山の準備一頻り。生憎曇り空に遠出はよして大野山にだいたい決めて、下り１番電車でと。富士山は見えずで大山もはっきりしてない曇り空に箱根も考えたが予定通り国府津で乗り換え御殿場線に。一旦改札降りて切符購入も同じ。富士はやはり見えてなかった。　　　　(大野山山麓地図 →)

　御殿場線も空いて同じくボックス席左側の。矢倉岳は見えたが富士はなし。谷峨で降りて一応バス時刻の変更はないか西丹沢行きの時刻表確認して田んぼへ。嬉しいことに陸橋降りたところに桑の実があった。もう摘まめて嬉しき。田んぼは水引の準備が始まったばかりだった。

（谷峨の田んぼ）	(道行きに桑の実つまんで)
（谷峨の田んぼ水引の頃）	(東名道谷峨大橋)

　嵐橋を渡って左へ酒匂川沿いに新東名工事見物と向かっていく。東名道の都夫良野大橋を見上げながら、微かだったが山の端に富士も覗いて嬉しき。川西橋に出ると新東名河内橋工事の巨大な橋工事が間近に。まだ工事の基礎の部分が繋がっただけで道路そのものはもう少しだった。幾つものクレーンが突っ立っているのは変わりなし。その直下で見上げ写真撮りながら抜けて行く。

	(← 県道川西橋から新東名橋工事を） (←↑ 新東名道河内川橋工事)

　湯平から大野山も頭にあったがヤマビルや暑さも気になって大蔵野へ北側から上っていく。途中の山北道の駅は改修で閉じていた。まだ早いので道には警備員も立ってなくスムーズに大蔵野の集落に出た。

(峰線送電鉄塔№29・66KV)	(大蔵野へ開通記念碑 昭和63年)	(大蔵野の庚申塔 味わいあり)
(ウツギ)	(野アザミ)	(春の花)

	(← 新秦野線送電線見ゆ)　　　　. (湯触公民館裏手の田代幹線鉄塔) (← 田代幹線新しくなって西へ)

　前回は公民館から新しくなった田代幹線鉄塔を眺めながら墓地へ登っていったが、今回は昔の茶畑広がる道を工事現場へ直通で。水平に工事現場を見学できて茶畑広がっていた日本の景は生憎と。それに富士山は霞んで目立たず。工事現場の指示標識通りその先から長光院へ上がった。

（大蔵野茶畑蹂躙）	(静かだった山村を新東名道が)

	(← 新東名河内川橋工事展望)　 (河内川橋工事見おろして) (← 皆瀬川側へ抜けるトンネル工事)

　工事現場を上から展望と。丁度始まりで朝礼の話が聞こえていた。まだクレーンが立ち並んでいるが道が繋がれば順次少なくなっていくのであろう。こちら側のトンネルのコンクリー打ちも始まろうとしていた。上の駐車場に上がれば業者の車１台があったが邪魔にならない端っこにシートを敷いて汗拭き休憩。お茶菓子食べて水を飲んでいたらその車の作業員がやって来たのには済みませんねと挨拶。朝礼に参加して出ていくところで、いいですよと返されて見送った。クロツグミのような鳴き声が周りで、いい気分でひと息ついた。靴を履くときヤマビル用に小スパッツで防備、またザックを担いで工事現場を見ながら歩いてゆく。

(長光院の六地蔵)	(路傍の石仏)	(湯触の道祖神)

長光院拝礼して大蔵野集落に下れば、毎度の庭先富士は生憎。その左手へ曲がったところの茶畑はもう草ボウボウに荒れていた。下にある家はまだあるも昔は茅葺き屋根だったのだが。

(生憎の曇天、玄関先の富士も沈んで)	(湯触の茶畑も同じく富士定かでなし)

　追憶しながらまわって湯触の集落に出る。ここの玄関先の富士も毎度のだったが写真にならず。そのまま周り上がって上の茶畑に出た。ここの茶畑も昔の面影がなくなっている。もちろん青空に富士が見えればまだ日本の絶景になるが。
　くねくね曲がり上って杉林に入れば、嬉しいことにホトトギスが頭上で鳴いてくれた。急だったの感動ひとしお、早速録音器出した。２～３分置きに頭上にやって来てトッキョキョカキョク、キョキョと鳴いてくれた。

(新しくなった田代幹線鉄塔、　 　　　№355　↓→） .　　　　(その154KVの結界 →)

　林を抜ければ大野山も見えて田代幹線鉄塔のある茶畑へ。
工事用のプレハブ小屋はまだあったが送電線は新しく取り替えられてすっきり、その新鉄塔№355の結界もとれた。
　東へ伸びる送電鉄塔のどこかで工事音も聞こえた。先程上がっていった車2、3台がその工事の連中だったようだ。日差しが強くなってやはり夏の陽気と、そろそろ小宴と思いながら上っていく。右下のコース沿いにある田代幹線鉄塔はパスして馬頭観音に拝礼。大野山へ向かうハイカーを見てそのまま次の送電鉄塔のあるところへ。

(送電鉄塔355の遥かに金時山 →) (田代幹線鉄塔356、357、358) (途中の馬頭観音、昭和5年の →)

　その入口に通行止めのロープはもうなく自由に入れる道ができていた。少々歩きにくい柔らかい土手道だったがそのまま鉄塔広場へと出た。周りは刈り払われて展望の良き所、田代幹線の送電鉄塔連なる先、左手に富士も霞みながら見えている。右手に大野山が一筋切り倒された杉林の先に見えるのも嬉しき景。

(№358鉄塔広場からの富士 →) (田代幹線の新しき鉄塔358) .　　　　　(同じく大野山望む →)

　ウグイスが早速近くに飛んできて囀ってくれた。もちろん人影まったく見えず、コースからもはずれているので人声も聞こえず静かなのも良し。あの東富士の演習音は時折聞こえ来るがそう障ることなし。風が少々あったが夏日の陽気に丁度良し。シートを敷いていつもの小宴の準備一頻り。気になっていたヤマビルの影響もなかった。

.　　　　　　　(富士に乾杯 →) (霞むも富士見えて) (いつもの小宴昼餉しばし →)

(田代幹線鉄塔№358)	(その結界 154KVの)	(西へ連なる田代幹線鉄塔)

　まずは缶ビールで乾杯と富士に向かって。新しく取り替えられた送電鉄塔を眺められるのも良し。お湯を沸かしジャックダニエルのお湯割りも少々。そうして定番のラーメンで昼餉と。大野山山頂へはもう良いと片付けてそのまま深沢へ向かった。

	(← 大野山薫る野牧場)　　　　. (田代幹線鉄塔№359) (← 深沢の休憩小屋)　　　　　.

	(← 田代幹線鉄塔№359)　　　. (№359鉄塔154KVの結界) (← 茶畑の脇に鉄塔建つ)　　　　.

　深沢の前回作っていた休憩所を覗いて中央分岐から鍛治屋敷へと下る。途中、田代幹線の鉄塔359を見に寄り道も。西相模線を分岐しているので結構巨大な、その結界もまた撮った。細道を車道に降りたが庭先におばあさんが居たので写真撮りですと挨拶。通りに出ればマイカー時代よく走っていた道でそのまま下るだけ。

(深沢下の新東名道工事現場、東西のトンネル開通もまだ2年先の竣工とか)

　下ればまた新東名工事現場に出る。こちらはトンネル開通していたがまだ道路はこれからと両サイドの難工事にあわせてゆっくりだ。鍛治屋敷へ抜けていけば山奥にあるボクシングジムも古し、まだ営業しているのか知らず。

	(← 深沢下部から大野山見上げて) (←↑ 山奥の足柄ボクシングジム)

　暑くなっていたので鍛治屋敷の電話ボックス覗いてタクシーの電話番号はと。そこへ近くの事務所から年輩者が、タクシーの電話番号解りますかと聞けば調べてくれた上に手配してくれたのは感謝感謝。歩くつもりも半々だったがタクシーをそこで待った。

(鍛治屋敷からタクシーで)	(御殿場線山北駅にて 12:54)

　乗ったタクシーの運ちゃんは新松田ではないですか、電車ないですよ。と、いえ山北駅までとはっきり。後は黙ったまま。駅にはあっという間について時刻表見れば13時前までないのは承知。50分くらいあったので缶ビール購入して駅舎で一杯だった。

　国府津行き電車は空いてのんびり、その内寝込んで気がついたときは国府津だった。乗り換えは直ぐで東海道線も空いてデジカメの再生しながら、藤沢には早く14時前帰着だった。
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※ニコンデジカメD750、ズーム24～120㍉、70~300㍉。キャノンG7X使用。
※田代幹線送電鉄塔……№355、№358、№359。
　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(令和7年5月25日記録完）