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(乙女峠の富士) | (丸岳から芦ノ湖) |
山は見えて明るい曇り空、予報は昼過ぎ晴れると期待して。車窓からは映えない緑濃きままの山間だった。仙石で乗換、御殿場行きのバスに。
15分ほど時間ありで近くの諏訪神社にお詣り。小さい神社の割には狛犬が立派、神楽の歌碑などもあった。
(仙石の諏訪神社にて) |
バス停に戻ってもまだ時間が、他におばさん二人。来たバスは空いていたがやはり外人さんが多し。乙女峠口なのですぐ、歩いてもそう時間はかからないが車道沿いなので煩し。もちろん降りたのは一人だけ。そのまま山へ入りこんでいく。
慣れた道でただ登っていくだけ、檜林の根が浮き出た洗掘の道も歩きも難儀。野鳥もヒヨドリが鳴くだけ。セミの声も無し。直ぐ隣を峠越えの車道、エンジン音が煩し。そのトンネルの上になれば静かな登行。キノコ探しながらだったがまったく目に出来ず。野花が一つ二つだけと寂しき。
(植林育つも根はえぐられて) | (野花可憐) | (ヤマアジサイ) |
そのまま一気に乙女峠まで登った。意外にも峠から富士が見えて嬉しき。展望台の周りも刈り払われてすっきり見えた。雲が丁度とれたところだった。これで満足。傍らの地蔵さんに拝礼し廃屋小屋を横目に少し上がった仙石側のベンチにザックを降ろした。
(乙女峠から富士山) | (箱根山展望) |
(乙女峠展望台) | (峠のお地蔵様) | (廃屋の峠茶屋) |
煙噴く大涌谷も見えたが山も雲に覆われてしまった。汗を拭いた後賑わう金時山へはよして左へ外輪山を辿る。人影はまったく無かった。キノコを探しつつも徒労と。富士もすっかり雲の中。見返す金時山も木立越し雲間に束の間、展望も利かずただ歩くだけ。野鳥も静か。
(小さい秋が) | (キノコもなんとか) | (モグラ地上で大往生) |
無線中継所のタワーがひょっこり現れて丸岳に着いた。道にモグラが大往生、穴を掘り返して寿命が尽きたか。富士はすっかり雲に閉ざされ、箱根の山もどんより雲に覆われてモノクロ調に沈んでいた。ゴルフ場の先に芦ノ湖も見えていたが鉛色と映えず。右手遠く駿河湾も見えただけ。
(丸岳山頂→)
それでもテーブルに昼餉の準備して缶ビールを開ければ山の気分に盛り上がっていく。枝豆にサラダなどいつものつまみで。ガスでお湯を沸かしジャックダニエルのお湯割もと毎度の。
山は煙るも芦ノ湖は観光船浮かべて幾分活気があった。いつもの事で一杯やっているよと友にメールも送った。
(煙もおとなしき箱根山) | (ゴルフ場に芦ノ湖展望) |
さすがにこの天気ではハイカーはやって来ないようだ。ラーメンでしめる。一層暗くなった空にただ歩くだけ。途中ようやく人に出会った。おばさんハイカー二人。その先に富士見台も通り過ぎるだけ。
後は竹藪に囲まれた道にキノコもあるはずも無く。藪が開けて芦ノ湖が俯瞰出来たがここでようやくデジカメの設定がおかしいことに気づいた。露出がマイナス1に設定されていたのだ。
このキャノンはなんでだか知らねど何かの拍子に露出設定が切り替わる。確かめながら撮っているが丁度1の単位だったので勘違いもしていたようだ。露出オーバーよりはいいが。
すぐ長尾峠分岐だったが前回ここで降りているのでもう少し足を伸ばすことにする。でも単調な竹藪に囲われた道にただこなして行くだけだった。
(←キノコも探して)
展望が開ける尾根の広場にも出たが雲に覆われたまま。湖尻への分岐に出て後は下るだけと。
車では何度かハイウェーから下ったことはあったが歩いては記憶無し。途中でイノシシも見たことがあったがと思い出す。ゴルフ場のレストハウスからそのまま水門を通って湖尻桃源台まで車道を。 (←湖尻分岐)
バス停にバスが待っていたが10分くらい後に、缶ビールでもとゴンドラ駅の建屋に。その階に売店はあったが店員に聞けば下の階しかないと。でも人で混雑している中に探せなくあきらめて戻った。強羅へ抜けるゴンドラ駅に色んな客で混雑していた。
バスは空いていたので最前列で車窓見ながらと。仙石あたりで寝ついて気が付いた時は湯本駅だった。
すぐ後から来た小田原駅行きに乗り継いだ。小田原駅では10分以上待ち合わせがあり缶ビール購入した。発車時刻より早く来た電車も空いていたので落ち着いて缶ビールを飲めた。
電車からは丹沢も見えず、どんより垂れ込めて薄暗し。藤沢で降りた途端雨が降り出していた。15時前帰着。 <先頭ページへ>
(平成29年9月6日完)
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