№３４　大山酔々ハイク　

　大山ケーブル駅に着いた頃は生憎の雨になっていた。本降りだったら中止だったがケーブルで下社に着いた時は雨は上がっていた。予報でも午後は晴れると言うことでそのまま下社に拝礼して男坂を登り行く。入り口の急な階段には皆さん不平も登り切れば冗談言いつつ霧に煙る森を辿って行く。　　　　　　　(男坂→)

　鬱蒼とした黒木の森、大木も有り大山では１番良いところ。何丁とかある石の標識に先が幾つあるかわからないながらも数えつつ辿って行く。上からトレイルランナーが降りて来て挨拶がてら少々話を。ＴＵさんが同好の士と１００キロマラソンの話をして盛り上がった。軽荷で短パン、週に一度は走っているとか。後で盛んにあの両膝の筋肉はすごしとＴＵさん。我が輩は今左膝を痛めていたのでうらやましき。

　夫婦杉など息抜き出来るところではＨＡさん汗びっしょりの体で休む。だましだまし蓑毛からの分岐の尾根に登り着いて最初の乾杯、缶ビールを開ける。我が左膝も登る分には大丈夫だった。ＨＡさんも休みながらも何とかなっていた。

　いつもの嘘つきと言われ慣れか、これからの登りは馬道と言うも、結構きつく悪道だった。

　一年半前の記憶無し。若者など大勢に先に行かれたがそれでも正午過ぎには山頂鳥居をくぐれた。まだガスって山頂も暗く風強し。振り返れば富士がと看板に、ガスで何も見えず。

　←(昨年3月の晴れた時の富士)
　そのまま奥社に拝礼して閉まっている建屋の屋根下でシートを広げた。またビールで乾杯、そうしてＨＡさんが持って来た三岳、屋久島の焼酎のお湯割りに。体が温まってくればもう山だか下界だかわいわいは同じ。年配の男性グループにはうらやましがられていたが。チキンラーメンでおしまいとなる頃には晴れ上がっていた。

　ハイカーも少なくなった山頂、青空が広がり湘南の街並みが眼下に広がる。我が江の島もちょこんと陸にくっついて大海原に向き合っている。
　ＨＡさんは登りが嘘のように早し。我が輩は左膝がおかしいので慎重に下って行く。幾分酔いもまわって危なっかしだったが無事下社に下り着いた。またケーブルカーへは皆さん反対無し。
←(昨年の3月の江の島展望)

　門前通りで名物の豆腐をだったがそのままバスへ。伊勢原の駅前の居酒屋「月あかり」で開店と同時の一杯であった。わいわいは同じく後は知らず。
　電車も乗り過ごさず無事に藤沢、わが家でも布団を敷いて寝ていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ｐ１へ＞