< 山旅日誌2011年度 >

湘南山辰 山旅日誌総目録 山旅日誌2011 山旅手帳

 

 №28 奥秩父笠取山紅葉愛でハイク


 10月29日 [土](快晴)               <p1> 
藤沢(5:00)⇒横新(5:14)⇒⇒八王子B(6:01)⇒⇒R411⇒⇒青梅(6:45)⇒⇒祭(7:40)⇒⇒一ノ瀬林道(8:10) ⇒⇒登山口駐車場 (8:30)……一休坂(9:10)……笠取小屋(9:50)……笠取山中腹(10:30)(13:00)……笠取小屋(13:25)……ヤブ沢峠(13:35)…… スズ窪駐車場(14:30)⇒⇒柳沢峠(15:00)⇒⇒裂石⇒⇒ ⇒⇒勝沼IC(15:40)⇒⇒談合坂SA(16:00)⇒⇒相模湖IC(16:18)⇒厚木⇒菖蒲沢⇒藤沢(19:10)
i一ノ瀬秋残る 笠取から富士山
(一ノ瀬秋ゆく) (笠取から秋富士)

 4時に起き上がり予定通り山へ、朝食済まして出発は5時丁度。横浜新道から16号線、結構込んでいた。青梅へは今年3回目、もう慣れてナビは無視しつつ。 八王子バイパス手前で日が昇っていた。快晴に山もよく見える。

 コンビニで一服入れた後は奥多摩の祭まで一気に。いつものことで週末はのろい車も多し、いらついて追い抜こうとして対向車がと危ない場面も。自分を抑えつつ、ダム上流は一人旅。 祭で写真も紅葉はまだまだ。昔の旅を追憶しながら。

 トンネル工事が終わり道が随分良くなっていた。一ノ瀬への林道は変わらずも走るのには支障なし。後から一台、先を譲ってその後を。 黄葉一ノ瀬へ入り登山口のスズ窪駐車場へ。 もう満杯ぎりぎりと。後から数台は道脇に止めていた。

 そのまま歩き始めて一休坂へ、先を行く年配の二人連れは軽快だった。植林の森を抜けて雑木林の道にこちらは紅葉を愛でながら登り行く。楓の木々は赤や黄色と晩秋の森に色を添えて朝日に映えていた。 前回の昨年は紅葉が終わった冬枯れの道だったが今回はまだ秋の風情があった。 秋の道 それになんといっても秋の澄んだ空気に日差しが申し分なし。

 週末で人は多かったが歩く分には問題なし。ただあの煩い熊除けの騒音には参ったが。雑木林を抜け回り込むように沢沿いの道になれば昨年昼餉した小屋の手前に到着。 降りてきた男性に富士山もきれいに見えますよと笑顔で挨拶されて、こちらもどうもと笑みで返す。 笠取小屋 笠取小屋の周りは先に行った二人連れやら若い女性組など皆さん笑顔でそれぞれテーブルに陣取って休んでいた。

 まず富士山を探して眺めた。荷を降ろしたのは水場で水補給したときだけ。皆さん笠取山へめざす後を付いて行く。一組だけ雁坂峠へ向かっていた。こちらも車でなかったら行きたくなるコースである。 小さな分水嶺という小高い丘には男性4人組が賑やかに騒いでいたがその立ち去るのを待って丘に立つ。荒川に笛吹川、多摩川の分水嶺。それだけで何も無し。

分水嶺 笠取山
(分水嶺) (笠取山)

  4人組の後を追って笠取山へ向かうも頂上に未練はなく富士山が見えるところで昼餉をそろそろと考えて歩いて行く。 富士山望む 登り始めに出合った女性二人はさっさと山頂へ登って行く。 その後ろ姿を見ながら少し登ったところで左手の笹原の中に丁度よい岩石があった。笹を少々かき分けてその岩の上で昼餉とする。

 山頂は見えなくなったが富士山が眺められ、奥秩父の山波も見渡せた。風が時折吹き抜けて行くが日差しはあったかでよき昼餉の場所だった。シートを広げて座り、ガスに火を点けてまずは乾杯。 昼餉 十数メートル離れた山頂へのコースを時折ハイカーが登って行くが挨拶交わすほど近くはないので気にならず。おでんを煮て柿をむく、富士山や奥秩父の秋の風情を眺めながら紅茶にバーボン少々。 ラーメンで昼は同じパターン。食事後はまどろみも。

 起き上がったのは13時前、幾分静かになったコースへ戻り下って行く。見上げる笠取山は青空にすっきり、一直線に伸びている道には人影はもう無かった。山頂から回ってくるハイカーと小屋辺りで出合う。 小屋番も居たがそのまま通り過ぎ秋の日溜まりコースをヤブ峠回り。 紅葉

 峠で二人連れを追い抜いただけと静か。秋の空すっきり、紅葉の木々が影絵のように映えて楽しい下りだった。秋の山の醍醐味、青い空、赤や黄の木々の彩り、 山の端の太陽が木々に陰影を作り遠尾根は空との境を表現している。

 道行きに紅葉愛でながら秋を堪能す。秋道 下り行って植林の森に入ればその想いをしまい、気分を下山へと。車は半分以上少なくなっていた。日は陰った中を柳沢峠へと向かう。途中一ノ瀬が展望出来る広場で止める。 数年前は感動した景だったが今回は時季のせいかそれとも紅葉そのものが悪いのか、唐松の黄色も沈んで映えず。奥秩父の稜線をただ眺めて車へ乗り込む。 一ノ瀬展望

  国道に出るまで狭い道、すれ違いは一台だけ、まわりの紅葉は今一つだった。国道に出て柳沢峠越え、さすがに週末往来は多し。峠の茶屋で富士を眺めようと展望所の駐車場に入ったが、先に止めたバイクの直ぐ後、 その運転手が降りようとして大きく足を広げた。その右足側が車のフロントにドスンと。自分も半分悪かったので相手の誤りに何も言えず。まあ良いかと。後で洗車したときに傷が数本付いていたのに気づくは遅し。

 いつもなら紅葉良きコースだったが黄昏の日が淡く山を照らすだけとなっていた。裂石から塩山へ、勝沼からは甲斐の展望しつつ回り中央道へ。 談合坂SAで一幅して相模湖ICで降りたが渋滞に、20号線は相模湖駅まで繋がっていた。

 途中危うく追突しそうになったのはカーステレオいじっての注意力不足、後は慎重に。遅い車にも何とか我慢、三ヶ木前も渋滞。厚木でも渋滞と週末の慢性的なそれに巻き込まれた。 相模湖を16時20分もわが家に19時過ぎて帰り着く。    p1へ
     ※オリンパスデジカメE-5使用                 (2014年10月23日完)

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