表紙の言葉 2015年3月 (湘南山辰) 

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 ※春三月、岳が素敵に映える季節です。野鳥たちも素敵なさえずりをそろそろ。

 昨年の春は東尾根から爺ヶ岳登頂と、天気に恵まれまして想う山旅が出来ました。その時の鹿島槍ヶ岳朝の展望です。

 表紙の話3月14日北陸新幹線が金沢まで開通です。深田久弥氏の故郷でもあります。好きな泉鏡花も金沢出身ということで祝いに石川の天狗舞酒を購入しました。
 残念なことに夜行寝台特急の北斗星が消えます。また車内販売も時代の流れでしょうか廃止とまた残念な。北斗星は一度だけ利用しまして北海道の後方羊蹄山などの山旅をしています。北陸へも寝台列車を何度か利用しましたが昔の話でとうになくなっています。
 今度は新幹線利用で富山などから北アルプス縦走でしょうか。

 ラジオの番組で知った「空の走者たち」は面白く直ぐ購入して一気に読みました。増山実氏の2冊目の書き下ろし小説。円谷幸吉と円谷英二の二人が故郷の須賀川を舞台に展開するノンフィクションのようなフィクション。その縁ある17歳の女性が円谷ひとみで主人公、2020年の東京オリンピックに出場するなどと面白く読みました。私らは円谷をつぶらやと直ぐ読めますが東京オリンピックのマラソンを知らない人やゴジラやウルトラマンを知らない人は読めないでしょう。実名で展開しますのでどこまでが現実かと不思議な小説でした。

 思いつきで山辰№2の春号を作成しました。中身が伴いませんが想いの山の雑誌をと。

                平成27年3月吉日 湘南山辰